次のようなエピソードがあります。
<ドイツの銀行で疾患率が半減>
輻射空調は本当に健康にいいのだろうか?
興味深い資料がある。ドイツ・ハンブルグ州立銀行の行員、約1200名の健康データだ。
2003年当時、副頭取だったデリュメール氏から入手した資料によれば、輻射空調の導入前と導入後では、疾患率が9.6%から半分以下の4.0%に改善されている。空調がすべてというわけではないだろうが、デリュメール氏は「大きな要因であったことは間違いない」としている。
改善前の空調システムは従来の空調であり、1時間当たりの室内換気回数は8回。真夏に銀行を訪れたお客様が「ああ、涼しい」と感じる室温にするために、大量の冷風を行内に吹き込んでいた。行員は勤務時間中ずっと空調の冷風に晒されていたわけだ。
冷えに弱い女性行員にとっては相当過酷な環境であったことは想像に難くない。輻射空調を導入して室内換気回数は1.5~2.0で済むようになり、行員は長時間、不快な気流に悩まされることはなくなった。
従業員は健康を手に入れ、経営者は労働生産性のアップという利益を手にしたわけだ。
ちなみにドイツでは金融機関がこぞって輻射空調ビルに入居しているという。
太田三津子著 ワーカー絶賛!輻射空調~快適、健康&省エネを実現~ から引用
疾患率が減り、且つ生産性がアップすれば、企業にとってもこんないい話はありませんよね!