近年、体育館やホールなどの大規模な建物において、輻射式空調システムが採用されるケースが増えています。
その中でも、エコウィン・ハイブリッドは最も注目されているシステムです。
1.避難施設としての適性
体育館やホールなどの大規模な建物は、災害時に指定避難所に指定されることが多く、人々が一時的に非難する場所となります。
その際には、ダンボールなどの間仕切りを使用する事が多く、従来のエアコンのみの対流式では温度ムラができてしまいます。
しかし、輻射式空調システムは、パネルからの輻射効果により、ムラのない室内温度を実現できます。
2.様々な競技への適性
輻射式空調システムは、空気を循環させず、天井や床から熱を放射させることで、人体に快適な環境を提供します。
また、エコウィン・ハイブリッドは、熱移動の原理によって温度をムラなく伝えるため、温度差による不快感がありません。
更に、卓球やバドミントン、新体操などの競技でも風の影響を受けず、静粛性も保たれるため、安心して競技を行うことができます。
光熱費を削減できることから施設使用料を低く設定することが可能になり、施設稼働率向上とスポーツ競技誘致にも貢献できます。
3.省エネ性能の高さ
エコウィン・ハイブリッドは、冷媒ガスのエネルギーを再活用することで省エネ効果を高めます。
それにより従来のエアコンのみの対流式に比べ、エネルギーの消費量を※最大34%抑えることが可能です。
※早稲田大学環境総合研究センター性能評価試験 成果報告書より
4.環境負荷の低減
エコウィン・ハイブリッドは、冷媒ガスのエネルギーを再活用することで電気の消費量を抑え、CO2排出量や大気汚染物質の放出量を削減することができます。
以上のような理由から、指定避難所やホールなどの大規模な建物において、輻射式空調システムが注目されています。今後更なる導入の加速が期待されます。
株式会社エコファクトリー公式サイトより
「藤村女子中学・高等学校体育館」
https://ecofactory.jp/20230126-2/