佐渡市役所HPより
10月10日、新しく完成した佐渡市防災拠点庁舎の内部が報道陣に公開されました。
その様子がNHKをはじめYahoo!ニュースなどでも公開されています。
この庁舎は、災害が発生した際の拠点となるため様々な工夫が施されています。
一昨年から市役所本庁舎の隣に約29億円をかけて建設が進められてきました。
鉄筋コンクリート造りの3階建てで震度7の地震にも耐えられる強度を備えており、川の氾濫による浸水を想定して基礎を1メートルかさ上げしてあるそうです。
内部にも災害時に対応した工夫が施されています。災害時には車いすの利用者や高齢者など災害弱者と呼ばれる人たちの避難所として活用されます。
何といっても、この庁舎には輻射式冷暖房システム「エコウィン・ハイブリッド」が全館採用されています。
【採用理由】
省エネ
輻射式空調システムは、風ではなくパネル表面から周辺の壁、床などに直接熱を伝えることで、驚くほどの省エネを実現しながら広範囲を快適な温度にします。エアコンのエネルギーを有効活用する構造なので、約30~40%の省エネを実現します。
快適
通常の対流式エアコンの場合、温度はあくまで風によって届けます。空間の位置によって温度差が生じたり、風が直撃して不快だったりします。
輻射式空調システム「エコウィン・ハイブリッド」なら、「熱移動」によって空間をムラなく冷房・暖房を行い、風も少なく、誰もが快適に過ごすことができます。
この庁舎は、災害時の避難所としての活用も想定した構造でもあるため、イザという時の健康を守るためにも貢献できる空調システムです。
この庁舎には、計46台のエコウィン・ハイブリッドが設置されています。動画をご覧いただくと頻繁に登場しますので、是非ご覧ください。