SDGsな断熱材

一般的に断熱材と言えば、ほとんどが石油化学系の製品。石油化学系の製品を使う場合、性能値の高い(断熱性の良い)製品については、室内の冷暖房費などが削減できるため、SDGs「13 気候変動に具体的な対策を」に貢献できます。しかし、それ以外には残念ながら貢献度は低いです。

しかし、SDGsに対し、大変貢献度が高い断熱材があります!
それは羊毛を使った断熱材。なぜ貢献度が高いのでしょうか?

  1. そもそも羊毛は大変劣化しにくく、400年前の祇園神輿のタペストリーにも使われていたものが現存するほど。よって、住宅を建て替える際に取り外したものをそのまま、次の住宅に再利用することができます。話は脱線しますが、リユース・リデュース・リサイクルという言葉が一時よく使われていました。リサイクルばかりが注目されていましたが、実はリユースが地球環境にとっては最も良いことは言うまでもありません。そのリユース要素が強いのがこの断熱材です。また、とかく住宅建築はたった今の性能値(経年劣化などは考慮されない)や大量生産大量消費を推し進める大手断熱材メーカーの意向が強く反映するため、羊毛を使った断熱材などは日の目を見ません。
    このことはSDGsの「12 つくる責任つかう責任」に貢献しています。

  2. 先ほど性能値のお話をしましたが、これも重要です。ウールブレスの性能値は高性能グラスウール24㎏相当なので、非常に高いです。
    このことはSDGsの「13 気候変動に具体的な対策を」に貢献しています。

  3. ニュージーランドやオーストラリアには約2億頭の羊が放牧されています。その羊達は1年に1回のペースで毛を刈られます。質の良い部位の羊毛はスーツやセーターなどの高級繊維に使われますが、このウールブレスに使う部位は顎下やお腹の利用頻度の少ないところです。毎年必ず採れるこの大切な資源をもっともっと生かさなければなりません。それによって、羊農家も潤い、農場を守っていくことが出来ます。
    このことはSDGsの「15 陸の豊かさも守ろう」に貢献しています。

ウールブレスについての詳細は↓↓↓
『羊毛断熱材ウールブレス』
https://www.ncentury.co.jp/products/dannetsuzai/
『羊毛断熱材ウールブレス その2』
https://www.ncentury.co.jp/products/dannetsuzai/2-2/

昨今、住宅のコストダウン化によって、需要はどんどん落ち込んでいます。真っ先に壁に隠れ、目に見えないところから予算が削られていく。今まで「当社は自然素材が売りです!」と声高に叫んでいた工務店様もローコスト化に巻き込まれ、真っ先に断熱材を羊毛からガラス繊維に変えていかざるを得ない状況・・・。そんな中、壁に見えない部分に拘る骨っぽい工務店さんもいらっしゃいますのでご紹介します。新潟市西区の㈱中原工務店様です。自社職人による誠実な施工が売りの工務店様です。

㈱中原工務店WEBサイトはこちら
http://nakahara-koumuten.com/